海に生きる人、陸に住む人④(富山県・砺波平野)
令和元年初日、私は富山県西部の砺波平野にいました。
砺波平野は、飛騨山脈から流れてくる庄川が作った富山県西部に広がる沖積平野です。上空から見ると美しい扇状地の形をしています。
そして私が大好きな撮影フィールドです。
平野のおおむね全体にわたって「散居」という独特な形態の田園風景が広がっています。
「散居」とは①耕作地(主に田んぼ)と②アズマダチという形式の屋敷、③カイニョとよばれる屋敷林の3点がセットとなり、それらが点々と広がっている町の形態。
スイスなどの西欧をはじめ、世界中に類似した景色がありますが、日本では数少なく、ここ砺波平野が国内最大です。
町の外れにある山の頂上から。散居村の造りがよく分かります。
田植え直前の砺波平野の夕日はまさに絶景。2018年5月にこの景色を見て以降、砺波を撮りたいと思うようになりました。
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5月の砺波は言葉なしで美しい。
この地域ではお米や麦、野菜を育てていますが田んぼが多く、田植え前後のこの時期はリフレクションがそれはもう絶景です。